症状

足底筋膜炎

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足底筋膜炎の患者さんの中で一番心に残っている方がいます。

その方との出会いは今から23年程前、私が24歳の頃でしょうか(令和元年 7月時点)

老舗接骨院での3年間の修行を終えて、さらなる知識を求めて新天地である整形外科に勤めて始めてすぐの頃、リハビリ室でその方と出会いました。

足底筋膜炎のその方は、30歳位の物静かな男性で、症状は、痛みがある方の足を地面に着くのも困難な程の痛みがあり、ひどいビッコを引いていました。

その方のリハビリ室での治療は、椅子に座り、足の裏に光線治療をつけて10分程“光”を患部である足の裏に当てるというものでした。

来る日もくる日もその方はリハビリに来て光線治療機で光を当てていましたが、一向に足裏の痛みは変わりません。

その痛みは、足の裏の装具をつけても好転する事はなく、、
いつしかその方を見かけなくなりました。。

 

足底筋膜炎、その病態は・・・足底筋膜という足の裏のピーンと張った筋肉が踵(かかと)にくっ付く部分、この部を付着部(ふちゃくぶ)と呼びますが、この部で起こる筋腱繊維の小断裂によって痛みが起こる。

いわゆる付着部炎とか、付着部障害といわれるもの!

洋服でも、ポケットなど縫い付けてある部分の強度が弱いように、腱も付着部は弱いのです。

ポケットを繰り返し引っ張っていると、縫い目がほころびてきますよね、それと同じ事が腱の付着部でも起こります。

病態だけ説明すると上記のような事ですが、重要なのは、結果である病態ではなく “足底筋膜炎になった成り立ち”です。

つまり、どんな使い方をして痛みをだしたか?という事です!

このホームページを読みすすめてこられた方なら、もうお分かりいただけていると思いますが、ご自身では気づいておられない、間違った歩き方が足底筋膜炎になった原因です。

なので、間違った歩行を直さないと一時的にはおさまるかもしれませんが、又 痛みが出てきます。

でも、足の医学でアメリカに遅れを取っている医療現場や施術所などでは、痛みを感じる箇所自体の改善に、手を尽くす傾向にあります。

しかし、肩コリにしても腰痛にしても、現代の病気の多くは生活習慣病。

ということは、ご自身では気づいておられない間違った生活習慣が原因で、今の状況が生じていると気づいてほしい。

生活習慣を見直して、今よりもっと楽に暮らして欲しい。

タイムマシンで過去に戻れるなら、整形外科で出会った方に、ゆるかかと歩行を教えてさしあげたいです!

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